「ちょっと世界が好き!」開催レポート
ちょっと世界が好き!#27「コミュニケーションの難しさとはいかに?」
人と接する中でのバリアの持つ意味とは? 2008年3月23日 共催・barrier skip
◆日時:3月23日(日)13時~16時
◆場所:雑司が谷区民集会室
◆参加者:10人
今回で27回目を迎える 「ちょっと世界が好き!」は、全員で輪になっての自己紹介から始まりました。
一人ひとりが簡単に自分の紹介を済ませると、「自己紹介で出てきたキーワードから想像するのはどんなイメージか?」という投げかけが。
所属している学校名や趣味の読書などのキーワードから、それぞれ連想されるイメージをみんなで出し合いました。
例えば、「読書が趣味」と聞いてみんなが想像するイメージと、趣味が読書の人に聞くほんとのところの間に違いがあったりして、普段やったことのない自己紹介だったので新鮮かつ興味深いものになりました。
では、「障害者と聞いてイメージするものは何なのか?」
それぞれが打ち解けてきた中で、3つのグループに別れ、今回のテーマである障害についても取り上げて考えました。
接したことがないとあまりイメージすることができない障害のある人のイメージ。「大変そう」「どう話しかけていいのかわからない」など、どうしてもマイナスなイメージを思わせる意見が多く見受けられました。
次に視覚障害についてbarrier skipのメンバーから体験を語ってもらいました。海外と日本の社会の障害者に対する意識の違いや、普段どのような工夫をして、学校生活や1人暮らしを行っているのかなど、接する機会がないとなかなか聞くことのできないお話を聞く場となりました。
さらに体験ワークと題して、 三つのグループに分かれ、
①「インド人がホームステイにきたら?」
②「大学に視覚障害者が願書を申し込んだら?」
③「一目ぼれした彼女とどんなデートをする?」
という、グループ毎に与えられたテーマについて、各グループで自分ならどう行動するかを考えました。
限られた情報の中で、インド人に対しては、
「インド人だからカレーばかりじゃあきるかな?」
「日本の文化を紹介する必要があるよね。」
また、大学で視覚障害者を受け入れるばあいに、
「どのような配慮が必要なのかを本人と相談する必要があるだろう」
「視覚障害だから必ず点字が使えるとは限らないんじゃない?」
など、様々なアイディアが出されました。
その後、スタッフが予め考えていたプロフィールを公開して、グループで考えた行動はその人に対してどの程度役立つものなのかを見直しました。
限られた情報だけで、弱冠過剰に配慮をしてしまっている意見があったり、思い込みだけで相談することを考えずに行動してしまっているものもあったものの、理解を深めてから配慮していくことが重要であるという意見も見られ、本人と情報共有する中で理解することの必要性を実感する場となりました。
では、障害者と同等の立場で仕事をしなければならなくなったばあい、私たちはどう付き合っていくべきなのでしょうか?
barrier skipの方々の就職活動や団体運営をする中で感じることを踏まえて、「障害や性別、国籍等に囚われず、誰もが持つバリアを破るにはどうしたらいいか?私たちが出来ることは何なのか?」という問いをみんなで考えました。
出てきたのは、「やはり本人たちの信頼関係や話し合うことの大事さが必要」という答え。
また、「心のバリアフリーの実現が重要」という興味深い意見も!
終了後、「こういう機会はどんどん増やすべき」という意見が出るなど、今回のように『健常者と障害者が隔たりなく本音で語り合う場』の必要性を参加者が口々にしていた様子が印象的でした。
☆参加者の声
~~体験ワークより~~
・ 私たちのグループは①で、「インドだからカレーはダメで和食かな?」「お寺な
んかいいかもね」、など色んな意見を出し合いました。この話し合いが盛り上がってすごく楽しかったです☆
考えた後にホームステイに来る設定のインド人のプロフィールが発表され、意外にもどれも的を獲ていてグループで喜びました。
・ ゲームも楽しさをかんじるだけでなくそれとともにきちんと認識させられるものでした。
~~ディスカッションより~~
・ また改めて、今回のような議題でディベート大会などやってみても盛り上がるの
かな、なんて思いました。
~~全体を通して~~
・ 今回参加してみてみなさんの真剣に取り組む姿や、障害を携える人とどう接するべきかを自身で考えようとする姿勢などに共感出来たのが嬉しかったです。
・ 新しい発見ができました。
・接し方について勉強になりました。
・若い世代間で真面目な話をする機会はなかなかないので有意義でした。
・穏やかでみんなが本音を言える、安心できる雰囲気でした。
・自分の経験や日頃に思うことの核心にふれるトピックで改めて気づかされることがありました。
